ブログ

ブログ

ウォキガン市議会の議会制度、夜間議会の調査

2011年11月01日

※記事の内容は現地時間で本ブログとは時差(14時間)が生じています。


議場入口から壁に至るまでガラス張りのウォキガン市議会。庁内のいたる所でWellcomeメッセージの歓迎を頂きました。


ウォキガン市役所庁舎。同市はシカゴから北へ約60Kmの港湾都市。

2011.10.31 Part2
 午前中のシカゴ市議会訪問を終え、市議会北米調査団は、最後の調査項目となる「夜間議会」調査のため、イリノイ州ウォキガン市議会を訪問しました。
 ウォキガン市議会では、市役所庁舎玄関から名古屋市の丸八を掲げたWellComeメッセージで迎えて頂いたことに驚きましたが、更に、ウォキガン市議会の本会議場の造りには強い印象を受けました。
 ウォキガン市議会の本会議場は、その入口から議場の壁に至るまでがガラス張りとなっていて、今回の調査に自ら対応して頂いたウォキガン市RobertG.Sabonjian市長からは、「このガラス張りの議場は、市の透明性の証です。」と紹介されました。


自ら対応頂いたRobertG.Sabonjian市長。私からは、名古屋市議会の議会基本条例制定などの取組み等を紹介。

 ウォキガン市は、シカゴ市から北へ64Kmの人口約9万人の都市で、市議会の定数は9人(任期4年の半数改選)、年間21,000ドル議員報酬と公設の年金、健康保険などが支給され、毎月第1第3月曜日の午後7時から本会議が開かれる他、毎月1回の委員会が行われています。

 私から「夜間議会を行うようになったのは、いつ頃からですか?」と質問したところ、「いつ頃からかは判らない。夜間議会は私たちが当選するずっと以前が行われていた。」として、同市の夜間議会の歴史の長さが象徴されるような回答を頂きました。

 こうした夜間議会の運営については、「以前は、本会議前に委員会審議行っていたが、現在では、本会議前とは別日程で委員会審議を行っている。」とのことでしたが、議案によっては7時からの議会開会後、午前1時頃まで審議が続いたこともあるとのことです。


意見交換に参加頂いたウォキガン市議会の議員のみなさん。左からRafaelRivera議員、EdithNewsome議員、LisaMay議員

 今回の調査では、RobertG.Sabonjian市長の他、ウォキガン市議会のRafaelRivera議員、EdithNewsome議員、LisaMay議員の3名の議員にも対応頂き、米国の議会制度などについて、Q&Aのスタイルでの意見交換を行いましたが、ウォキガン市の議員は、別に仕事を持つ兼業議員が多く、今日の意見交換会に参加頂いたRafaelRivera議員は、会社を退職後、現在はゴルフ場に勤めていて、EdithNewsome議員は、ご主人の弁護士事務所を手伝いながら議員活動を行っているとのことで、新人議員のLisaMay議員は、23年間不動産業の仕事をしていましたが、議員当選後は教員を務めているご主人の理解で仕事を休止して議員活動に専念しているとのことでした。

 この他にも3名の議員のみなさんの現在、取組んでいる議会活動の内容や委員会審議の様子、日常の議員活動や各選挙での活動内容、市長と議会の関係や議会傍聴者の様子など、様々な意見交換と情報提供を頂き、大都市との活動環境の違いについても質問しましたが、「私たちは自分がスタッフも兼務しているが、シカゴ市などの大都市は、私たちより選挙区が広くスタッフも必要。」として、大都市の市議会との活動環境の違いには理解を示していました。



ウォキガン市議会の夜間議会とパブリックヒアリングの様子。

 また、今回の調査では、今までの都市には無かった、RobertG.Sabonjian市長と議員のみなさんとのアットホームな関係が印象的だったのですが、「市長の支援をしながら市政を進めていくが、時には同意できないことも大事。」とキッパリ言い切ったRafaelRivera議員の発言もまた強く印象に残りました。

 名古屋市議会北米調査団は、ウォキガン市議会での調査で全ての調査日程を終えて、明日の午前の便で名古屋へ帰国します。

※それぞれの写真はクリックすると拡大します。