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おんたけ休暇村存続に向けて

2010年05月02日

2010.05.02
 私は、昨日、おんたけ休暇村で一泊し、今日は、休暇村敷地付近にあるとされる木曽川水源地等を視察しました。
 おんたけ休暇村は、セントラルロッジとキャンプ場を備え、昭和48年に名古屋市民の保養施設として開設し、以来、多くのおんたけファンの市民のみなさんから愛されてきました。
 しかし、近年では、利用者数や経営状況も厳しい状況となっていて、数年前から市では、その存廃問題が検討されてきました。


長野県西部地震の王滝村慰霊碑

おんたけ休暇村セントラルロッジ、後方は雪化粧の御嶽山

 御嶽山は、おんたけ休暇村開設当時は死火山と思われていましたが、昭和54年に突然、噴火し、更におんたけ休暇村が位置する長野県王滝村は、昭和59年に長野県西部地震で被災し、被災地への陸路途絶で孤立化、泥流で29名の死者を出すなどの悲しい出来事にも見舞われ、被災の傷跡は今も尚、各地に残され、中学生時代からボランティア活動を行いながら、おんたけ休暇村でも活動してきた私もこうした出来事を間近に見聞きしてきました。

 おんたけ休暇村も当時の自然災害の影響を受け、現在のセントラルロッジの耐震強度にもそのダメージが残されているとの説もあり、大きな課題を抱えています。
 また、開村当時から供用してきたセントラルロッジは、時代にあった施設改修なども望まれていて、最寄りのJR木曽福島駅から自動車で約1時間という交通アクセスの課題にも検討が必要ですが、こうした環境の中にあるおんたけ休暇村だからこそ、人からの俗化を免れ、都心生活では得られない大自然の恵みが守られてきたようにも思えます。

 現在、おんたけ休暇村では、鉄分性の天然温泉を活用し、こぼれびの湯としての新施設の整備も進められていて、名古屋市の水道水として取水されている木曽川の水源も敷地付近に有し、現在、隣地所有者の王滝村と協議を行い、木曽川水源の見学コースの整備等も計画されています。

鉄分性天然温泉を活用した「こもれびの湯」の視察


湧き出る鉄分性の天然温泉で川底も茶褐色になっています。

大自然の中での森林浴が楽しめる「こもれびの湯」外観


ヒノキの樽風呂からは、川のせせらぎが楽しめます。

木曽川水源地へ出発


川を渡って水源地に向かいます。先ずは橋を架ける作業を始めるとのこと。

熊よけのために張られた電柵に沿って、水源地へ向かいます。


この電柵を移設して、水源地への山道を整備するそうです。

水源地に到着…水源を確認


水源地に到着、熊笹の掻き分けて水源を確認。

岩の間から、木曽川へと流れる水が湧き出ていました。


昨日に引き続き、岩本(右)、成田(左)両議員も水源視察に同行してくれました。

おんたけ休暇村存続に市長と市議会が両輪で取組むことへの期待

 河村市長は、昨年の就任当初、おんたけ休暇村の民間売却を示唆し、市としての存続が困難との憶測も流れていましたが、昨日の「市民の森」植樹祭で、存続の意向を表明し、今後は、市担当局や休暇村管理公社、そして、私たち名古屋市議会でも存続に向けて様々な検討を行っていくこととなりそうです。

 今回、初めておんたけ休暇村の現地を訪れた河村市長の真意を正確に測り知ることは出来ませんが、昨日の植樹祭に参加した王滝村の子どもたちや現役、OBのキャンプカウンセラーみなさん、おんたけ休暇村利用者のみなさんとの触れ合いも存続への意向表明の大きな要因となったとも思われます。


参加者と一緒に植樹会場へ移動する河村市長

移動中に河村市長が興味を示した樹齢約300年のミズナラの木

 昨日の植樹祭では、式典後に参加者のみなさんと一緒に植樹現場へ移動していた河村市長は、その道中でミズナラの大木を見つけ、「あの木は、樹齢どれくらいだろうな」と市担当者に尋ね、「200年以上だと思います。(実際は約300年との標示がありました。)」との説明に、「こうした木が守られとることはええことだな。」と呟きながら山道を歩いていました。
 
 こうした河村市長のやりとりを聞いていた私なりの推測ですが、現地では"森の主"と尊ばれている樹齢約300年のミズナラの大木や大自然に囲まれたおんたけ休暇村を直接、視察した河村市長は、市民財産としてのおんたけ休暇村の価値を再認識したのではないかと思っています。

 河村市長は、昨日、おんたけ休暇村に一泊し、今日の早朝には出発したとのことですが、市担当者によると「(昨日参加した)議員さんにもアイディアを検討してもらって欲しい。」と指示して休暇村を発ったそうです。
 名古屋では、河村市長と市議会との対立が頻繁に報じられ、市議会解散運動の先頭に立っている河村市長ですが、御岳の大自然の中では、河村市長と私たちの思いが一致したようにも思え、私は、市長と市議会が市政の両輪となって、ともに協力しておんたけ市民休暇村の存続に向けての問題解決に取り組めることに期待しています。

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