ブログ

ブログ

河村市長、3副市長との委員会議論

2010年06月25日

2010.06.25
 6月定例会の審議日程の最終日となった今日、総務環境委員会では、午前中の環境局関係の総括質疑を行った後、午後から、河村市長と山田副市長、住田副市長、大西副市長の3名の副市長に委員会出席を求めて、議員のボランティア化と議員報酬の半減化、中期戦略ビジョンについての審議を行い、その後、地域委員会モデル地区の地域予算案の最終審議を行いました。

河村市長との議員ボランティア化の議論


多くの議員が傍聴する市議会第1委員会室は、ミニ本会議場のような様子となりました。

 河村市長は、昨年の秋頃から、二大公約の市民税減税と地域委員会の市議会審議が進まないことに議会解散を仄めかすようになり、同年の11月定例会には、市民税減税、地域委員会、議会改革(当時は議員報酬、議員定数の半減化)を盛り込んだ一括条例を市議会に提出しました。

 しかし、河村市長の議員報酬半減化は、市民税減税や地域委員会とは違い自らの市長選挙マニフェストに明確な記載はなく、河村市長の突然の議会改革の表明に市長と市議会との対立は深まり、冷静な議論が行われずに今日に至ってしまいましたが、市議会では、2月定例会で制定された「議会基本条例」に続き、市議会各会派(民主、自民、公明、共産)代表による議会改革推進協議会も設立され、議員報酬についての議論も始まっています。


議員ボランティア化について、初めての委員会出席となった河村市長。

 河村市長が総務環境委員会に出席して、議員ボランティア化と議員報酬半減化の議論を行うのは、今回が初めてとなりますが、今日の河村市長は、不規則発言も少なく、約1時間に渡るやりとりも円滑に行われました。

 今日の総務環境委員会の議論では、市長選挙で河村候補(当時)を推薦した民主党市議団との政策協議(マニフェスト協議)が不十分だったことや、現在でも双方の見解が食い違ったまま現在に至っている状態も明らかになり、河村市長の議員報酬半減化は、「二大公約(市民税減税、地域委員会)が進まないことへの市議会への懲罰なのか?」との民主党議員からの質問に対して、河村市長は、懲罰との表現は否定したものの、「二大公約の審議が進まないことで、議会の体質を変えないかんと思った。」とも答弁しました。

 その他にも様々な角度から河村市長の政治ボランティア化の考え方などが質されましたが、「(専業的な議員より)ボランティア議員の方が強く、専門性が高くなる。」と言い切る河村市長の政治ボランティア化への定義は曖昧で、河村市長と議員との議員のあり方論は、平行線の議論となり、議員からは、「市会議員の報酬、政務調査費など経費が高すぎると批判する河村市長も代議士時代には、年間1人約1億円とも言われる歳費や文書通信費、JRパス等を受取っていた」との指摘まで出されました。
 
 ただ、こうした互いの意見が平行線を辿るような議論でも、総務環境委員会を傍聴したマスコミからは、「金額ばかりが先走り、見えにくくなっていたボランティア議員についての双方の見解や相違点も明確になった。」との感想も聞かれ、質問者と答弁者が様々な制限を受け市長と市議会の対立ばかりが目立ってしまう本会議の議論とは違った一問一答の常任委員会での議論では、一定の成果が残せたようです。

3名の副市長出席による「中期戦略ビジョン」の審議


中期戦略ビジョンの総括質疑のために出席した3副市長。左から住田、山田、大西各副市長

 河村市長との議論に引き続き行われた「中期戦略ビジョン」の審議では、3名の副市長の出席を求めた質疑を行いました。

 「中期戦略ビジョン」は、市施策の方針を示す市の総合計画で、先の2月定例会で制定された「議会議決条例」によって、今回の「中期戦略ビジョン」は市議会の議決事項に加えられて、市議会が市総合計画を審議、議決するのは、今回が初めてとなります。

 6月定例会に正式な案として提案された「中期戦略ビジョン」の審議方法については、様々な議論手法と議決方法が検討され、結果、計画の各施策については各常任委員会で議案としての質疑までを行い、議決は一括して総務環境委員会で行うこととなりましたが、名古屋市議会では市各局の所管を6常任委員会に分割し、それぞれの議案は所管の常任委員会で審議されることが規定されていて、各常任委員会は所管を超えた質疑は行えない制限を受け、今回提案された「中期戦略ビジョン」の審議でも、総務環境委員会の所管以外の各局施策の質疑に所管以外の市担当者の出席を求めることはできず、計画全体の議論の手法が課題となっていました。

 私は、議決を担当する所管委員長として議長に常任委員長会の開催を申し入れ、今日の昼に開かれた常任常任委員長会で各常任委員会での「中期戦略ビジョン」の審議状況を確認し、総務環境委員会の総括質疑では、それぞれの担当局を持つ3名の副市長の出席を求めて、各副市長が担当する「中期戦略ビジョン」の施策ついての質疑を行うことで、計画全体の審議を行うこととしました。
 3名の副市長が出席した総務環境委員会の総括質疑では、それぞれの担当副市長から「中期戦略ビジョン」の計画内の各施策方針の考え方や策定経過への質疑が行われ、最後に各副市長のそれぞれの立場からの市政運営に向けての方針が尋ねられ、各担当施策を含めた計画全体の策定への考え方が答弁されて「中期戦略ビジョン」の総括質疑を終了しました。

 その後、総務環境委員会では、「地域委員会モデル地区の地域予算」の最終の質疑が行われ、6月定例会に提案された市長提案の各議案は、今日の総括質疑で全ての質疑を終了し、来週28日(月)には、各常任委員会での意思決定(採決)が行われますが、総務環境委員会に付議された「中期戦略ビジョン」、「地域委員会モデル地区の地域予算」などの意思決定には、明日からの休日も含めて市議会各会派の政策担当者と所属委員会の議員による議案の検証作業が続いています。

※それぞれの写真はクリックすると拡大します。