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「花いっぱいプロジェクト」プラスワンプロジェクト

2010年10月09日

名フィル金管演奏が行われたイベント

2010.10.09
 COP10開催記念行事、東山植物園お花畑「花いっぱいプロジェクト」のイベントが開催されました。
 今回のイベントでは、東山植物園お花畑再生に協力頂いた企業、市民・団体のみなさん、一般の植物園来園者のみなさんと一緒にイベントに参加し、名古屋フィルハーモーニー公共楽団金管五重奏の野外コンサートを楽しみました。

 2日後に迫ったCOP10の開催記念行事に位置付けられた東山植物園お花畑「花いっぱいプロジェクト」は、当初、ボランティアのみなさんによって苗植えが行われたお花畑をバックに名フィル金管五重奏が行われる予定でしたが、今日は、あいにくの雨模様(x_x)となってしまい、演奏会場を展望台下の休憩所へ移しての野外コンサートとなりました。
 それでも、雨にも関わらず、多くの一般の来園者の方々がお花畑まで訪れたことに驚き、名フィルの生演奏を聴きながら私も有意義なひと時を過ごさせていただきました。


市民のみなさんによって再生した植物園お花畑

植物園で採れたハーブを使ったハーブーティの販売

 今回の「花いっぱいプロジェクト」では、名フィル野外コンサートの他にも東山公園協会による植物園で採取されたハーブを用いたハーブティー販売の試みも行われ、市民との協働による東山植物園お花畑再生と併せて、今後は、こうした試みをいくつも積み重ねながら、新たな市民憩いのスポットの創意工夫が行われていくことと思います。

 企業や市民・団体のみなさんのご協力をいただいて花の苗植えが行われた東山植物園お花畑「花いっぱいプロジェクト」では、お花畑を訪れる人々に地球上に生息する植物の多様性を感じていただくために、エリアごとに花の種類を分けたテーマ設定が行われています。


先月行われた、企業・市民団体のみなさんのボランティアによる苗植え作業

テーマに沿ってデザインされた企業・団体の花壇


市民団体・大学のみなさんの花壇

お花畑プロジェクト参加の市民団体・大学・企業・団体一覧

【市民団体・大学等の花壇】(50音順)
椙山学園大学ガーデニング同好会
名古屋市議会ガーデニングクラブ
東山植物園星が丘門公園愛護会
ゆめ緑道ごきそ
ゆめランド稲荷公園愛護会
百合ヶ丘街園街路樹特定愛護会

【企業・団体等の花壇】(50音順)
岡谷工機株式会社…「サルビアの多様性」
国際ソロプチミスト名古屋-栄…「秋の彩り」
財団法人名銀グリーン財団…「秋の彩り」
中部リサイクル株式会社・大有建設株式会社…「秋の里山」
東邦ガス株式会社・東邦不動産株式会社…「秋の里山」
ブラザー工業株式会社…「サルビアの多様性」

  • 「秋の彩り」では、ジニア(キク科)、コリウス(シソ科)、千日紅(ヒユ科)を使用し、暖かくどこか懐かしい秋の風景を演出しています。
  • 「サルビアの多様性」では、古くから薬用、食用、鑑賞用として人の暮らしに深く関わってきた24種の様々なサルビアの品種を植え、世界各地に自生するサルビアの多様性を表現しています。
  • 「秋の里山」では、かつて人々の身近に存在していた、里山に自生する植物を中心に、減少している種植物たちで彩られています。
  • 市民団体・大学の花壇では、コスモス(キク科)、サルビア(シソ科)、テランセラ(ヒユ科)、イレシネ(ヒユ科)、ジニア(キク科)などの草花の使用して、市民のみなさんのボランティアによって、苗植えが行われました。

 また、今回の花壇づくりでは、お花畑花壇の配置やデザインの一部を一新し、既存の花壇内に散策道が増やされ、再生チップを敷いた散策道では、花壇の花をより身近に鑑賞できる癒やしの空間が新設されました。(今日は花に囲まれた新しい散策路を歩くカップルもいて、お花畑は名古屋の新たなデートスポットとなるかもしれません。)

 こうした市民のみなさんとの協働による東山植物園お花畑の花壇づくりは、お花畑の約半分のスペースを使って実施されましたが、今後は、こうした取組みを検証して、今回の市民協働による花壇づくりのノウハウを活かしたお花畑再生の事業が更に進められることに期待しています。

「花いっぱいプロジェクト」プラスワンプロジェクト…議会も参加する東山再生プロジェクト

 今回の東山植物園お花畑「花いっぱいプロジェクト」のお花畑再生への取組みは、動物園再生に捕らわれがちになっていた当時の東山再生に新たな方針がつくれたとも感じていて、私にとっても、いくつかの新たな試みを実現する「プラスワンプロジェクト」の機会ともなり、協力頂いた関係者や先輩、同僚の議員に感謝しています。

 私もその当時は、東山動物園再生のための調査、研究は熱心に行っていましたが、植物園への関心はさほどといった中で参加した東山再生フォーラムで、市民パネラーの学生さんたちから「東山動植物園の星ヶ丘門や植物園の賑わいづくりも検討して欲しい。」との言葉がきっかけとなって、東山植物園再生の取組みが始まりました。

 その後は、幾度も東山植物園と同園星ヶ丘門の現場を視察し、市議会土木交通委員会や市緑政土木局担当者たちとの議論で様々な提案を行いましたが、東山植物園関係者の熱意と努力も敬意を表するほどのもので、関係者の熱心な取組みに対して、東山植物園再生の具体的検討を求めた私も「議会も課題の指摘や議論だけでなく、再生の取組みを行動に移そう。」と思い、市議会ガーデニングクラブのみなさんにも「花いっぱいプロジェクト」への参加を呼びかけ、私たち市議会も「花いっぱいプロジェクト」に参加することになりました。

 結果、東山植物園の「花いっぱいプロジェクト」への市議会ガーデニングクラブ参加は、他のプロジェクト参加者や関係者から「議員が市民と一緒に市の事業に汗を流すことは意外で、議員の違った新たな一面を見せてもらった。」との言葉も聞かれ、市議会と市民のみなさんとの共働=パートナーシップによる東山再生を実現できたことは、私の今後の議員活躍にも大きな励みとなると思います。


市議会ガーデニングクラブで苗植えを行った花壇。

市議会超党派で組織するガーデニングクラブでは、それぞれのの公務の合間を調整しながら苗植え作業でした。(先月の苗植え時の写真)


私にとって、東山植物園お花畑の花壇は、今後、初心と励みを与えてくれる場所となりそうです。

「花いっぱいプロジェクト」プラスワンプロジェクト…環境首都なごやをめざすプロジェクト

 また、今回の「花いっぱいプロジェクト」では、リサイクル技術を活用した循環型社会への試みも実施されています。
 名古屋市では、ごみ非常事態宣言以来、岐阜県多治見市にある愛岐処分場埋立量の抑制策のひとつとして、ごみ焼却灰溶融処理を行っていて、今回の「花いっぱいプロジェクト」では、こうしたごみ焼却灰溶融による溶融スラグ生成のリサイクル技術を活用した花壇づくりも行われています。

 花壇づくりに使用されているごみ焼却灰溶融スラグは、限りなく不純物を取り除く生成技術によって、生物の生育に必要なミネラル分を含んだ溶融スラグが生成されるとの実証もあり、県内の地域河川再生にも活用されています。

 今回のごみ焼却灰溶融スラグによる花壇づくりでは、日常生活で発生するごみが溶融スラグとなって、花を育くむ施設となる循環型社会の試みを市民のみなさんに発信するのと併せて、十数年前に名古屋市に与えられた深刻なごみ問題解決の経験を経て、世界的環境国際会議であるCOP10開催にまで発展した名古屋の環境政策の成果と環境首都なごやをめざす取組みのひとつを伝える機会になればと期待しています。


今回のお花畑花壇の一角には、ごみ溶融スラグが活用された花壇もあります。

名盤、飛び石、敷石等は全て焼却灰の溶融スラグでつくられています。


ごみ溶融スラグで造られた花壇との説明は、散策される方々の目を引いていました。


現地での説明。名古屋のごみ問題が培ったリサイクル技術の今後の展開に期待しています。

今回、使用されている溶融スラグには、動植物が育つミネラルが含まれているとのこと。


マスコミからの取材。今回の植物園再生の取組みでは、プラスワンプロジェクトとしての様々な可能性があることを説明しました。

※それぞれの写真はクリックすると拡大します。

 今日のイベントと完成したお花畑花壇を散策した一時は、河村市長主導のリコール署名や再議議決の知事裁定などの政局渦中で殺伐とした最近の状況を癒してもらえた有意義な一時でもありました。