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子どもCOP10

2010年10月24日

2010.10.24
 子どもCOP10(国際子ども環境会議)全体会議に出席しました。
 10月21日から3日間に渡り、世界30カ国から205名の子どもたちが参加し、生物多様性についての話し合いや体験学習が行われたこの会議は、愛知県、名古屋市と両教育委員会、子どもCOP10協力企業の主催により開催されたもので、子どもCOP10の会議運営は、全て子どもたちによって行われてきましたが、今日の全体会議には、オープニングに神田愛知県知事が、エンディングに河村名古屋市長がそれぞれ出席し、愛知県、名古屋市の教育委員会、環境政策担当者を始め関係の"大人"たちも参加し、私も市議会総務委員会環境委員長として子どもCOP10全体会議に出席しました。

 全体会議では、本年7月から行われてきた愛知県内、名古屋市内などの子どもたち71人による「環境未来研究隊」の白神山地体験エスクカーションや海外参加者による「世界生物多様性マップ」の発表などが行われ、10テーマのグループディスカッションの成果がまとめられた『「生物多様性の保全」のための取組みの提案』も発表されました。


世界生物多様性マップの発表…世界の子どもたちの研究成果が発表されました。

全体会議のオープニングで子どもたちにメッセージを伝える神田愛知県知事


市議会総務環境委員長として愛知県、名古屋市の教育、環境政策担当者達と全体会議に参加

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 世界各国から参加した子どもたちと会場参加の子どもたちによる環境、生物多様性についての意見交換では、名古屋市立大学大学院経済学科准教授で、COP10支援実行委員会アドバイザーの香坂 玲氏と有機菜園や「MY箸を持ち歩く会」などの「おしゃれエコ」に取組むタレントの林 マヤさんが参加し、会場全体約550名の子どもたちが、環境、生物多様性への様々な思いや考え、提案発表も行われました。

 意見交換では、世界の国々の子どもたちも積極的に発言し、そうした彼等の発言からは、「母なる大地」というキーワードが何度も聞かれ、日常生活の中で、地球や自然への感謝と敬意が込められた「母なる大地」の表現には、日本の子どもたちからはあまり聞かれないキーワードのようにも思え、とても印象的に残っています。

 また、日本の子どもたちの議論の中には、「川の中に張られているコンクリートをはがして、生き物が住めるようにしたら…」「コンクリートをはがすには、お金がかかるので、大人たちはお金のかかることはやりたがらないのでは…」と参加していた"大人"たちが苦笑いしてしまうようなやり取りも飛び出し、子どもたちの視点ならではの率直な思いや感想が数々聞けた有意義なひと時でもありました。


子どもたちと生物多様性を話し合う名市大香坂 玲准教授と林 マヤさん。

会場参加者の子どもたちからも多くの発言が聞かれた意見交換。


子どもたちの発言は、それぞれの国の文化や習慣を感じました。

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 今回の子どもCOPに参加した子どもたちによってまとめられた『「生物多様性の保全」のための取組みの提案』は、COP10本体会議で締約国を始めとする環境閣僚たちに「子どもCOP10 あいち・なごや提言」として発表されるのと同時にCOP10に参加した子どもたちのメッセージとして世界の人々に発信されます。

「子どもCOP10 あいち・なごや提言」

「今、地球の生物多様性は人間の活動によって危機にさらされています。私たちは、生物多様性について学び、その保全と持続可能な利用に努め、普及啓発することの必要性を感じています。私たちは子ども自らが次世代のリーダーとなり行動するとともに、世界中の人々が行動を起こすことを求めます。」

『キッズアクションプラン〜子どもたちがすべきこと』
「森林は多様な生物が生息する空間です。人間が森林資源を利用する量などを計画的に管理し、利用したら植樹するサイクルをつくることが重要です。生物多様性に悪影響がでないように、保全利用するための植樹を行います。」
「外来種による生態系被害は深刻化しています。外来種などをペットにする前に、その命が全うするまで飼うことができるかを考えた上で飼いはじめ、きちんと責任をもちます。」
「川や海などにごみを捨てると生息している生き物への悪影響となります。ごみは捨てるべき場所にきちんと捨てます。また、捨てられているごみを拾い、美しい環境を残します。」

『生物資源が持続的に得られるようにするためには…』
「食事のときは、生き物の命をいただくことを自覚し、「いただきます」と感謝する。また、食べ残しをしない。」
「資源を有効に利用するため、ごみは分別してリサイクルする。リサイクル箱の設置も必要。」
「ノートなどの紙製品は、木材からつくられていることを知り、大切に使う。」


開催地を代表して子どもたちの提言を受け取る河村名古屋市長。

「生物多様性、自然の大切さを知ると、積極的に守ろうといるようになります。まずは自然に触れる体験をします。」
「多くの人々が生物多様性について知ることは保全や持続的利用には、不可欠です。子どもが主体となって、生物多様性の大切さについて学びあう場や伝える機会をつくります。CEPAをすすめ、ポスターやチラシの作成、マスコミ、マスメディアを利用など多くの人に伝える場を提供します。農村体験に参加します。」
「エネルギー消費による二酸化炭素排出は、生物多様性に多大な影響を与えます。環境に配慮したエアコンの温度設定や、公共交通機関、自転車の利用をします。」

『大人にお願いすべきこと。』
「生物多様性が保全されるよう、生物と人間が共生できるよう、過剰な亮各や環境の汚染を防止する法律(国際法・国内法)をつくり、すべての人々が守れる状況をつくってください。法律を守らない人や国には罰則を設け、厳しく規制してください。」
「生態系への負担を減らすため、建物や道路をつくる時は希少な生き物の生息地などを設け、環境に配慮した開発をしてください。」

※それぞれの写真はクリックすると拡大します。