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COP10最終日は、長い一日

2010年10月29日

開催国に感謝の意を表するアハメド・ジョクラフ事務局長

2010.10.29
 10月18日から名古屋国際会議場をメイン会場として開催されてきた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は、今日、いよいよ最終日を迎えました。

 今日の午後には、中区の全日空ホテルで、閣僚級会合閉会レセプションが開かれましたが、本体会議では、名古屋議定書を巡る断続的な会議が続いていて、予定時間を過ぎての開会となり、閉会レセプション後も本体会議は続いています。

 レセプションでは、生物多様性条約アハメド・ジョクラフ事務局長から、COP10開催都市の愛知県、名古屋市に感謝のクリスタルトロフィが贈られるとともに、去る27日のCOP10夕食会で各国首脳に送られた青森県弘前市佐藤袋店で作られたCOP10開催記念の「ロゴ入りりんご」も登場し、ひとつのりんごをジョグラフ事務局長と神田真秋愛知県知事、河村たかし名古屋市長が、頬張る和やかな光景も見られましたが、会場の開催都市関係者は、本体会議での名古屋議定書の行方を気にしながらのレセプションとなっていました。


レセプション後に再開された全体会議

 名古屋議定書では、途上国の生物資源の利益配分を過去の開発行為にまで遡るなどについて、先進国と途上国の意見がまとまらず、本体会議は、夕方に全体会合が開かれましたが、名古屋国際会議場内では、レセプション会場以上に名古屋議定書の行方を見守る緊張したムードが続いていました。

 名古屋議定書の採択を巡っては、利益配分ルールを植民地時代にまで遡及するなどの途上国側の要求は盛り込まないかわりに先進国側が資金援助を行うなどの日本の議長案が示され、更に議長国の日本は10億円の支援も示し、こうした議長案を支持する途上国も広がっているようですが、未だ採択には至らず、駆け引きは続き、今日の午後には閉会を迎える予定だったCOP10は会期延長とともに長い一日となっています。