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議会報告会の実現は遠く…

2011年05月17日

2011.05.17
 「減税日本の中村孝太郎でございます。」「従来、私たちには、殆ど目の触れることの無かった議長選、この選出の過程において、225万市民の皆様が身近に感じられる所信表明の演説の場を設けられましたとは、開かれた議会をめざすうえで、とても有意義なことだと、こういうふうに感じております。」「そして、市民のみなさまの求める市議会を実現するために、新しく75名の議員からなる議会が誕生したわけでございます。」
 「私は、前議長が進めてこられた改革を継承して、更に発展させるために、そして、市民の皆様が求める市議会を実現するために…」(中略)・・・「225万人の市民の皆様が市政に参加しやすいと感じてもらえる議会づくりが必要であると思っております。」「その為には、議会報告会を開催する必要があると考えております。」

 これは、3月議会冒頭に実施された議長選挙での中村議長の所信表明演説の内容で、中村議長は、具体的な議会改革案として、議員配布資料の傍聴者への配布、議員間討論の活発化、陳情・請願者の意見聴取、3分間議会演説など(上記中略部分)を例示し、「その実現のために、議会報告会開催が必要」と明言していました。
 ここで中村議長が訴えた議会報告会は、少なくとも議員個人や会派が行う市政報告会、議会報告会のことを指しているとは思えません。

 しかし、今日の新聞報道によれば、中村議長の所属する減税日本は、議会報告会開催にも反意を示していて、河村市長への予算要望活動は、自民、民主、公明、共産の4会派で行われたとのことです。


H23.5.17 朝日新聞朝刊


H23.5.17 読売新聞朝刊

 今回、予算要望が行われた議会広報費の内容は、議会報告会の開催(4,149,000円)、市会だよりの月刊化(27,399,000円)、区役所での議会モニター中継(2,205,000円)の計33,733,000円で、特に議会報告会は、市民からの要望を受けて開催しようとするものですが、河村市長は、昨日の記者会見で、要望された議会広報費を認めない旨の発言し、「議会報告会は、議員、会派が行えば良い。」として、6月定例会の補正予算は提案しないとしています。

 議員個人の市政報告会を私自身は、度々、開催してきましたが、今回、予算が要望された議会報告会は、各定例会での議決内容を説明し、市民の意見、要望を聴取するもので、議員個人や会派での市政報告会等では得られない効果があると期待していますし、開かれた議会の取組みとしても、より市民に身近な議会の実現に向けての基礎となる事業と考えますから、是非、河村市長にもその点を理解をして欲しいと思います。

 そうした意味で、中村議長が議長選挙の所信表明で、議会報告会の必要性を訴えたことには、今まで、市長と市議との意見がすれ違い続けた議会報告会の開催が実現に近づいたものと期待していましたが、今回も減税日本の矛盾する言行によって、市議会全体の合意には至れず、開催実現は遠のいてしまいました。

 あらたな事柄の度に、発言と行動とが矛盾している減税日本ですが、先の3月議会を振り返れば、議会での発言と行動は矛盾しても、河村市長の意と同じということでは、私から見れば、減税日本らしいとも思えてきました。