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中京都構想が解らない。

2011年07月31日

2011.07.31
 中京都構想…河村市長と大村知事が提唱する地域主権の構想で、本年2月のトリプル選挙(知事選挙・出直し市長選・市議会解散を問う住民投票)では、両氏の共同マニフェストともなっていました。
 しかし、現段階で私は、この中京都構想がどのような愛知・名古屋をつくろうとしているのか解りません。

 そうした中で、今日、市内で開催された「大阪府・愛知県・新潟県・名古屋市・新潟市の3府県2政令市 知事・市長会議」には、私の疑問を解いてもらえるかと期待して参加しましたが、残念ながら、中京都構想を理解するには至れませんでした。
 
 大阪府の橋下知事の地域主権の考え方は、ふたつの大阪(府・市)を一つにしようするもので、住民サービスは30万までの都市で行うことを理想としていて、大阪府全体の都市構想の中で、政令指定都市である大阪市内の行政区を特別区として再編するとしていますが、こうした考え方が、大阪市長や市議会との対立の原因のひとつとなっているようです。
 また、泉田新潟県知事(豪雨対策のため欠席)と篠田新潟市長が提唱する新潟州(都)構想は、日本海側及び東北地方に、首都同等の自治体機能を持とうとする考え方で、現在の新潟県を州或いは都に位置づけ、東京都のように県域に特別区を設置して、公選区長による地域自治を確立しようとするものです。

 この他にも、それぞれの都市構想は、地方自治体としての国際戦略や都市間競争への考え方、地域事情に応じたターゲットを持っていますが、事の賛否は別として、大阪府や新潟県・市の構想は、その基となる都市の形が示されているのに対して、愛知県と名古屋市の中京都構想では、狙いを実現するための都市形態すら示されていません。

 今日の会議で大村知事は「国からの独立をめざす」と豪語し、その情熱は理解できるものの、そのための基盤となる都市像についての説明は聞けず、河村市長に至っては、"減税"と"議員の家業化批判"を繰り返すばかりで、会議の主題である「中京都」という言葉すら聞けず、議論のテーブルに着けていない印象でした。

 今日の会議では、3府県2政令市で共同宣言(愛知宣言)なるものが採択されましたが、未だ中京都構想についての基礎的な事柄が理解できない私としては、こうした採択にすら違和感を感じています。