メキシコ市…国立人類博物館、キッザニアを視察
2011年10月30日
※記事の内容は現地時間で本ブログとは時差(14時間)が生じています。
2011.10.29
名古屋市議会北米調査団は、昨日から3日間の予定で姉妹都市のメキシコ市に滞在しています。
10月24日(月)に名古屋を出発した調査団の日程も、土曜日の今日で後半日程となりましたが、メキシコ滞在の2日目は、名古屋市博物館と展示交流を行っているメキシコ国立人類学博物館と子どもたちに大人の職業体験を提供することで話題を呼び、そのコンセプトが世界に広がっているテーマパーク、メキシコキッザニアを視察しました。
メキシコ国立人類学博物館
メキシコ国立人類学博物館は、メキシコシティ西部に位置するチャンプルテペック公園内にあり、125,000㎡の敷地内には、メキシコ文明を代表するテオティワカン、マヤ、アステカ文明などの常設展が展示されている博物館で、メキシコ国民やメキシコ在住者は、日曜日には無料で入館することもでき、同様に子どもたちや教員、60歳以上の高齢者も常時無料となっていて、年間の来館者は150万人とのことです。
また、名古屋市博物館とメキシコ国立人類学博物館とは、展示交換も盛んに行われていて、1982年には「アステカ文明展」と「日本:侍の時代展」がそれぞれに開催され、姉妹都市提携35周年では、本年、市博物館で開催された「オルメカ展」への返礼として、来年の6月に名古屋市博物館からの収蔵品も展示される「侍の時代展」の開催準備が進められています。
.
今日の視察では、65の部族からなるメキシコの歴史、文化を展示する国立人類学博物館の代表的な展示を見学しましたが、館内展示は約17,500点、それぞれの展示室地下には約126,000点の収蔵品を保有する国立人類博物館の設備の大きさに圧倒されながらの見学となり、見学後は、博物館の主要な職員の方々からのヒアリング調査を行いました。
キッザニア…メキシコでキッザニアが誕生した理由
メキシコ国立人類学博物館の視察後は、メキシコシティの南西部に位置するサンタフェに移動し、子どもサイズの街の中で警察、消防や企業のショップ、工場などの職業体験を提供するメキシコ発のテーマパーク、キッザニアを調査しました。
現在、日本国内のキッザニアは、東京、大阪で展開されていて、かつて名古屋市でも港区の「ものづくり文化交流拠点」への誘致の動きもありましたが、残念ながら実現には至らず、本市では、昨年、こうしたキッザニアのコンセプトや手法を用いて、名古屋開府400年記念事業の「なごや子どもシティ」が実施されました。
今回の調査に対応頂いたキッザニア・アジア担当のErickGalicia氏の説明では、こうしたキッザニアのテーマパークは、現在も世界の各地に広がり続け、米国のニューヨーク、シカゴなどでも同施設が計画されているとのことで、「キッザニアは、子どもたちが職業体験などを通じて楽しむテーマパークである同時に、企業側では新製品、新技術の発表、発信の場ともなっている。」とのことでした。
また、メキシコキッザニアでは、現在まで展開されてきた室内型テーマパークに加えて、新たにメキシコ南部のクリクルコで屋外型キッザニアを建設中とのことで、新施設には日本のトヨタも参画するそうです。
.
キッザニアが新たに屋外型テーマパークを建設する理由は、現在までのコンセプトに加えて、本格的な道路交通などを備えた街を再現し、自動車や公共交通等をイベント化して子どもたちに提供していくのとことで、こうした屋外型キッザニアの新たな展開にも、更に注目が集まりそうです。
大人たちの仕事を子どもたちの視点で再現し、好奇心を育むキッザニアの手法について、ErickGalicia氏は、「メキシコでは貧富の差があり、教育も十分ではないところがあって、キッザニアは、子どもたちに現実の大人社会を体験してもらうことで、全ての子どもたちに将来の夢を持ってもらいたいと設立された。」「キッザニア設立当時は、ゲーム社会とは一切、関係のない企画という点もコンセプトに入っていた。」として、公立学校に通う子どもたちの社会見学受け入れや半額チケットの配布などの取組みも紹介され”メキシコからキッザニアが誕生した理由”を説明頂きました。


