KidZania 平成22年2月
現在、東京と甲子園にあるキッザニアは、メキシコに本拠地があり、世界各地で展開されています。
メキシコ市と姉妹都市提携を結ぶ名古屋市は、かつてキッザニアの誘致に動いたこともあったようですが、残念ながら現在のところ、実現はしていません。
出店企業は、自社のノウハウを子ども向けにプログラムして、子どもたちに職業体験を提供し、子どもたちが各ブースでの様々な分野の仕事を体験するとその対価として、オリジナルマネー「キッゾ」が支払われます。
「キッゾ」は、会場内のデパートで買い物をしたり、ブースでのアトラクションに参加するなどに使えますが、子どもたちの選択で銀行に預けたり、ATMで出し入れすることもでき、警察、消防、病院などもあって、その全てがスタッフの指導のもとで、子どもたちによって営まれ、大人はガラス越しや一定距離からの観覧は可能ですが、職場スペース等には'絶対に'入ることが出来ません。
また、町の運営には「子ども議会」もあり、子どもたちの発案による町づくりも行われていて、そこには、子どもたちによる、子どもたちのための、子どもたちだけの空間が広がっていました。
子どもたちがつくる。子どもたちの空間。
みんなの治安と暮らしを守ります。
みんなの町をつくります。
食物系ビリオンは、いつも大人気です。
私たちの身近な商品は、こうしてつくられています。
暮らしに欠かせない情報は、こうしてつくられています。
その他にも、私たちの周りには、いろいろな仕事がありますね。
空の仕事もありました。フライトシュミレーターでテイクオフ!!
仕事体験の他にも様々なサービスもありました。
仕事をすると貰えるオリジナルマネー"キッゾ"
※それぞれの写真はクリックすると拡大します。是非ご覧ください。
このレポート以外にも様々な業種のハビリオンが多数ありますが、とにかく、理屈抜きでおもしろい。
子どもの空間には大人が入れない仕組みで、行列が出来るパビリオンには、待ちいすがありますが子ども専用で、どんなにお父さんお母さんが疲れていても座れません。(大人用の休憩コーナーもありますから、ご安心ください ^_^ )
仕事をする子どもたちに気安く話しかけているお母さんが現地スタッフに「仕事中は話しかけないで下さい。」と注意を受け、写真を撮るのに仕事エリアに入ってしまったお父さんも叱られていて、私には、そうした大人への微妙な疎外感も心地良く感じました。
子どもたちの活動、行動に大人たちは最小限しか入り込まない運営ポリシーと子どもたちが楽しみながら、自分たちの暮らしが様々な仕事によって支えられていることを学ぶ仕組みには、大きな魅力を感じ、ファミリーが個人で訪れるほどの大人気のキッザニアは、他都市からのリピーターも多く、名古屋誘致の可能性を再検討出来ないものかとも感じました。